頻繁に電源が落ちて使えなくなっていたApple Watch Series 3が、2日間放置したら再び使えるようになりました。
Apple Watch、謎のクラッシュ
2017年9月に購入した、Apple Watch Series 3。

購入から1年10ヶ月経ち、使用中に電源が突然落ちるようになった。
手首を上げてApple Watchを見ようとすると、ディスプレイが点灯しない。
デジタルクラウンやサイドボタンを押しても反応なし。
腕から外して充電器にセットしてようやく再起動する。
(上の写真は一番状態が悪いときの一枚。赤稲妻と緑稲妻が点滅してた。)
再起動した時点でバッテリー残量を見ると、80〜90%くらい残っているので、バッテリー切れではない。
充電器に繋いで再起動させても、ものの数十分でまた落ちてしまう。
あまりに頻繁に起きるようになったので、手動での再起動や強制再起動、アプリの削除、さらにはペアリングを解除してApple Watchを初期化するなど、あらゆる手を講じてみるも改善せず。
この時はバッテリー故障かと自己判断したけど、それでもあきらめきれずAppleサポートに電話してみた。
遠隔診断をしてもらうと、なんとバッテリーは「合格」の診断が出てるとのこと。
Genuis Barでも引導を渡される
もっとしっかり診てもらうために、Appleリアル店舗のGenius Barで診てもらうことにして、その電話の流れで翌日のGenius Barの予約をした。
Apple心斎橋。
ここでもバッテリー診断は合格。
初期化もした旨を話すと、初期化をしても改善しないということはおそらく内部の電圧異常か何かではないかということで、やはり修理が必要だとのこと。
修理に出すと25,000円以上の出費。
同じSeries 3なら新品を買うのと大差ない。
新品を買うにも修理に出すにもそんな費用は出せない状況だったので、あきらめてそのまま持ち帰ることにした。
Apple心斎橋に行った2日後には、初期化&フル充電しても30分と持たなくなり、いよいよ日常使用に耐えられなくなったので、使用をやめて充電器にもセットしないで置いておいた。
それまでも充電中に本体がかなり熱くなることがあったし、充電したまま外出して火事にでもなったら大変だから。
買ってからまだ2年経っていなかったけど、これでしばらくApple Watchとはお別れかー…
と寂しい気持ちになっていた。
2日放置して復活!?
もう使わないつもりでそのまま丸2日間放置していたんだけど、3日目に、ふと「もう一回充電してみようかな」と思い立った。
充電器につなぐと、クラッシュした状態でも放電はしていたみたいで、残量はわずか2%だった。
そこからちゃんとフル充電できたので、試しに装着してみた。
どうせまたすぐ落ちるんだろうと思っていたら…
そこから一切落ちずに動いている。
もしかしたらアプリにも原因があるんじゃないかと思い、まず初日はサードパーティのアプリのインストールをしないで使う。
それでまる1日もったので、次からは1日にひとつアプリを追加して、異常終了しないか試しながら使っている。
それまで日常的に使っていた数種類のアプリを全部インストールしてそれでも動いているので、もう完全に復活したと言ってもいいだろう。
さいごに
それにしても、一度は完全にお亡くなりになったと思っていたApple Watchが復活したのは不思議。
しばらく使用しないでクールダウンしたら内部の状態が改善されたのかな。
確かに通常の使い方って、たまに電源落とすことはあっても短時間だし、腕から外して充電している時ですらずーっと電源オンの状態だから、中が熱くなるのかもしれないな。
またいつ起こるか分からないけど、こんな改善方法もあるんだなーと思い、とりあえずGenius Barで修理に出さなくてよかった、とホッとしたのでした。
皆さんも、もしApple Watchが故障したと思ったら、すぐに修理に出す前に一度放置してみるという手を試す価値はあるかもしれませんよ。