前厄の今年、厄祓いに行ってきました。
場所は、関西で厄祓いといえばここというほどの定番、兵庫県西宮市の門戸厄神 東光寺です。
2016年、前厄です。
僕は今年前厄です。
男性の前厄は、数え年が41歳の年。
数え年では、生まれた瞬間を1歳として、正月が来るたび1歳歳をとります。
満年齢が1歳になったとき、数え年は2歳。
僕は4月生まれで、2016年4月に40歳になるので、2016年は数え年で41歳、つまり前厄です。
あまり厄年とか信じていないのですが、やってデメリットはないので、やらないよりは良いだろうと思ったのと、どんなものなのか一度経験してみたいという思いから、厄祓いに行ってみることにしました。
関西で厄祓いといえば
僕は生まれが関西ではないので、この辺だったらどこに行くと良いか人に訊いてみたら、即答が返ってきたのが「門戸厄神」。
阪急電車の駅名で知っていましたが、すごい名前だなーという印象だけありました。
いざ自分が前厄を迎えて、そうか、名前だけじゃなくて厄祓いをするお寺(松泰山 東光寺といいます)が実際にあるんだ、と知ったくらい、縁遠いものでした。
厄年なんてもっとずっと先のことだと思ってましたからね。
やっぱりせっかく行くなら一番メジャーなところで、ということで、自宅からはちょっと遠いですが、門戸厄神に行くことにしました。
門戸厄神 東光寺
阪急電車を門戸厄神駅で降りると、東光寺への道筋を案内する看板がいたるところにあるので、迷うことはないでしょう。
歩くこと約12分で、南門に到着。
しかしここは出口で、表門は右の通路の奥にあります。
男性の厄年と同じ数の四十二段の「男厄坂」を上ると表門に到着。
中楼門の三十三段の「女厄坂」を上ると厄神堂が。
その左手に、「特別祈祷」の受付をする寺務所があります。
特別祈祷とは、本堂に上がって直接お祓いを受けるものです。
事前予約は受け付けていないので、当日に直接受付を済ませてそのまま祈祷に入る形になります。
祈祷料1万円を納めます。
受付は、寺務所に置いてある用紙に、住所、名前、願事などを記入して提出します。
これは祈祷のときに一人ひとり読み上げられます。
受付が完了すると、番号札が渡されます。
そのまま地下の控室へ。
祈祷の時間までここで待機。
祈祷は午前9時から、毎正時を目安に行われます。
僕が行ったのはちょうど午前10時前だったので、ほとんど待ち時間がありませんでした。
時間になると番号順に本堂へ。
節分までの参拝のピークを過ぎていたからか、それほど人数は多くありませんでした。
約40人くらいだったでしょうか。
人数が多いときは後の回にまわされる可能性があるので、早めの到着をお勧めします。
ちなみに、写真の番号札は48番ですが、呼ばれたのは1番からではなく、16番からでした。
祈祷
本堂に座って、祈祷を受けます。
先ほど記入した住所、名前等を読み上げられる箇所が2回ほどありました。
受付順に読み上げられるので、せっかくなので自分のところは聞いておきたいですね。
聞いていると、鳥取や福岡から来られている方もいらっしゃいました。
祈祷終了
祈祷の時間は約30分でした。
人数によって変わってくると思います。
最後に御札と御供物をいただいて、本堂を出ます。
大きい御札が自宅用、赤い帯に挟んであるのが携帯用の御札。
厄除カレンダーもいただきました。
紙袋には御札の祀り方の説明があるので、持っておくとよいでしょう。
そこに書いていないこととして、御札をお祀りする場所は、リビング、寝室、仏間などが良いそうです。
逆に台所や玄関は適さないそうです。
立ち上がったときに見下ろさない高さのところに、御札が東もしくは南に向くようにお祀りしましょう。
御供物は小豆を使ったクッキー。
小豆は古来から厄除けの力があると言われているそうです。
厄は災いにあらず
東光寺のホームページによると、
「厄」には「苦しい、災い、節」という意味があります。そもそも「厄」は「役」に通じるといって、必ずしも「災難に遭いやすい」ことばかりが強調されてきたわけではありません。長い人生には要所要所で節目があり、肉体的、社会的にも様々な変化による区切りがあります。その節目にあたり、あらかじめ心の準備をおこたらないように昔人は「厄年」という習わしを考えたのです。
とあります。
昔は人生80年と言われていましたが、だとすれば今でちょうど半分。
この節目に、新たな「役」を生き、人生の新たなステージに進めるようにお願いしてきました。
来年は本厄
御札の有効期間は一年。
来年は本厄なので、この御札を納めてまた祈祷を受けようと思います。
松泰山 東光寺(門戸厄神)
〒662-0828 兵庫県西宮市門戸西町2−26
特別祈祷受付時間:9:00〜16:00