MESHとHueを使って、トイレの照明の点灯を自動化してみた。
理論上は完璧なはずなんだけど、まだまだ改善の余地あり。
トイレの照明自動化
余ったMESHの人感ブロックを使って、トイレの照明を自動化してみることに。
MESH – Creative DIY Toolkit
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そのために、新たにHueのシングルランプを購入。
さすがにトイレでパーリーする気はないのでカラーは不要と思い、白色光のみで調光できるホワイトグラデーションタイプにした。
MESHレシピを考える
最初に思いついたのは、
トイレに座った時にセンサーが感知するようにして、トイレから出たら、すなわち人を感知しなくなったら消灯する
という、よく施設のトイレであるような、何の変哲もないシステム。
しかしこれだと、センサーが個室内を常に見張っている状態。
施設のトイレでよくあるように、用を足している間動かずにずっと座っていると、センサーが人が居ないと判断して消灯してしまう。
再度点灯させるために座ったままひとりで手足をバタバタさせるというちょっと悲しい状況になってしまう。
そうなるのは面倒なので、システムを再考。
そこで思いついたのが、前回のレシピを応用して、トイレへの入室/退室の状態をMESHに保持しておこうというもの。
- トイレの入口ぎりぎりのところにセンサーを設置。
- センサーは入口を通る時のみ感知して、身体が完全に個室内に入ったらセンサーに被らないような位置に配置する。
- そこを通ったらステータスを「入室」に変更。
- その状態ではずっと点灯し続けさせる。
- 個室を出る時に再度入口のセンサーで感知したら、ステータスを「退室」に変更。
- ステータスが「退室」になったら数秒後にライトを消灯。
こうすれば、入る瞬間だけセンサーが感知して点灯。
入室中はセンサーの感知エリア外なので、センサー関係なくずっと点灯したまま。
出る瞬間だけセンサーが感知して消灯する。
このシステムだとIFTTTを使わなくていいのでタイムラグもない。
完璧。
MESHレシピ制作
実際に作ったレシピがこちら。
HueはIFTTTタグを使わず、MESH標準のHueタグを使う。
スイッチは「選んで切替える」を設置。出力1を退室状態、出力2を入室状態とする。
- 出力1(退室状態)のときにセンサーが感知した=入室したら、Hueを点灯。
出力選択で出力2(入室状態)に切替える。 - 入室状態でセンサーが感知したら、出力2を経由して、タイマーで5秒待ってからHueを消灯。
スイッチのリセットに飛ばして、出力1(退室状態)に変更する。
センサー設置
人感センサーは入室中に身体に被って感知してしまうと消灯してしまうので、入室中の身体に被らないように、壁を作って設置。
手頃な壁用素材がなかったので、Hueのパッケージを切って壁を作った。
トイレ入口の壁際に設置。
これで理論上は完璧なはず。
しかし実際は
実際に運用してみると、確かに入室の時はちゃんと点灯してくれた。
しかし、トイレに座っている間にちょっと身体を動かすと、特に手がセンサーに被ってしまうことがあり、その度にライトが消灯してしまう。
そうなると結局施設のトイレでやってるように手足をバタバタさせて再度点灯させる羽目になってしまう。
もっとトイレが細長くて、部屋の奥の方に座って居られるようだったら入口のセンサーに身体が被ることもないんだろう。
しかしあいにくうちのトイレはそんなに奥行きがないので、センサーに被らないように身体を縮ませてトイレをしなければいけない。
センサーの壁を改良してもっと感知する範囲を狭くするか、センサー自体を別の場所に移動するかしないと、このままではトイレタイムが窮屈だ。
理論上は完璧だと思うが、実際の運用に問題ありだな。
まだまだ改善の余地あり。