2014年5月29日〜6月22日まで京都駅にある「美術館『えき』KYOTO」で開催されている「わたせせいぞうの世界展〜ハートカクテルからアンを抱きしめて〜」に行ってきました。
京都では実に13年ぶりとなる同展覧会。
6月7日と8日はわたせせいぞう先生のサイン会も行われるということで、7日に朝早く大阪から並びに行ってきました!
わたせワールドとの出会い
わたせせいぞう先生の作品といえば、僕より年上の40代あたりの方には「ハートカクテル」という漫画でご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
僕はちょっと下の世代なので後で知りました。
お気づきの方もいるかもしれませんが、僕の描くイラスト、ちょっとわたせ先生の絵に似ていると言われることがあります。
これは意識して描いたわけではなく、何かのきっかけでわたせせいぞうという漫画家を知り、ちょっと似てるなーと思って、そこから作品に触れるようになっていきました。
それ以来、展覧会が関西にやってきた時は頻繁に足を運ぶようになりました。
ファンであると同時に、イラストレーターとしての大きな目標でもある方です。
13年ぶり京都での展覧会、そしてサイン会も!
今回の展覧会の告知と招待券をアップルファーム(マネジメント会社)から頂きました。
5年前に滋賀の巡回展に行って以来の展覧会なので楽しみにしていました。
しかも今回はサイン会のスケジュールが合いそう!
何度か展覧会には行きましたが、ご本人にお会いしたことはなかったので、その日に合わせて行くことにしました。
6月7日(土)。
サイン会に参加するためには、対象書籍を購入した先着100名に渡される参加券を手に入れなければいけません。
正直どれだけの人が来るのか分からなかったので、少し早めに家を出たものの、午前10時開場の20分くらい前に到着。
既にけっこう人が並んでいて焦りましたが、整理番号67番をゲット。
サイン会は午後3時30分から。
展示を見たときのテンションそのままでサイン会に臨みたかったので、午後1時に展覧会場に入りました。
わたせワールドにどっぷり
会場内は、鮮やかな色彩とあたたかみのあるロマンチックなわたせせいぞうワールドに包まれ、観ていると気持ちがあったかくなりました。
自然に溢れた場面、都会的な場面、和風な場面など、どんな場面を描いてあっても、スッとその世界に入り込んでいける感覚。
心のどこかで理想として求めている世界を表現してくれているのかもしれません。
一方、絵を描く身としては、画力と構図の素晴らしさにため息が出るほどでした。
特に植物や光、水、雲などの表現が好きで、自分の絵だったらどんな描き方ができるだろうとか、いろいろ考えさせられました。
図録を見て構図の勉強をしようと思いました。
そんなこんなで、見惚れたり、勉強させられたり、圧倒させられたりの約2時間でした。
【今回の展覧会の図録。】
サイン会
展示を見終わっていよいよサイン会。開場に登場したわたせ先生は、写真で見たことはありましたが、作品のイメージそのままのとてもさわやかでダンディーな方でした。
自分の父親より年上とは思えない若々しさ… 展覧会の図録にサインを頂きました。
緊張した…
【名前はイラストレーターの活動名(ひらがな表記)にしてもらいました!(^-^)】
さいごに
久しぶりの展覧会で素敵な作品をたくさん観られたのは自分にとってとても良いインプットになりました。
そして雲の上の存在だったわたせ先生にお会いできて、ますますファンになったのと同時に、自分の絵ももっともっとがんばって行きたいという気持ちになりました。