先日ブログのデザインをリニューアルしたのに伴って、カテゴリーを再考しました。
その際に考えたこと、やったことをまとめてみました。
リニューアル前の当ブログは、大して考えもなく、わりと気ままにカテゴリーを増やしていってしまい、カテゴリー数が自分でも管理しきれないくらい多くなってしまっていました。
まだ記事が少ないうちはいいと思うのですが、この調子で続けていると記事数の増加とともにどんどんカテゴリーも増えてさらに管理が大変なことになりそうだと思ったので、まだ記事数の少ない今のうちにカテゴリーもきちんと整理しておこうと思ったのです。
目次
カテゴリーの再構成のために考えたこと
カテゴリー分けの役割は、見る人のために情報を分類することと同時に、自分の管理のためでもあると思います。
そのために、カテゴリー分けをするにあたって以下のことを前提条件として設定しました。
- ひとつの記事に対してカテゴリーは一つだけ
- カテゴリーの階層は親と子まで
- すべての記事を子カテゴリーに入れる
- カテゴリーを跨ぐキーワードはタグを付ける
それぞれについてはあとで詳しく書きます。
そして、実際のカテゴリー再構成の手順はこんな感じです。
- 今までに作ったすべてのカテゴリーを書き出す。
- KJ法の如く、なんとなく近いカテゴリー同士をまとめていく。ある程度まとまったら、それを包含する名前をつける。これが子カテゴリー名。
- その子カテゴリーをさらに大まかにまとめて、名前をつけてみる。これが親カテゴリーになる。
- できた子カテゴリーに各記事を割り振る。この時、今まで属していたカテゴリーのことは忘れる。
- どの子カテゴリーにも入れられない記事があれば、その内容をもとに親カテゴリーを含めカテゴリー名を再考。
- 2から5を繰り返す。
以上のようなプロセスでカテゴリーの再構成をしました。
まだ記事数がそれほど多くなかったので、この作業は全部手作業でやりましたが、記事数の多い場合は後のカテゴリー変更作業が大変でしょうね。
おそらくそういうプラグインがあるとは思いますのが、まだ縁がないので分かりません…(笑)
カテゴリー分けの際に設けた前提条件
こういう作業って、実際に手を動かしたりする工程よりもその前段階の準備が大事だと思います。
そこがしっかりしていないと、工程を進めるうちに考えがブレてきて、また最初から考え直しという羽目になりかねません。
上記1から6のように実際にカテゴリーを分類する前に、分類の基本となる考えをまとめて、それを分類の前提条件として設定しておくかが肝要です。
そこで、先に書いたカテゴリー分けの前提条件について、その理由を書いていきます。
ひとつの記事に対してカテゴリーは一つだけ
WordPressでは、ひとつの個別記事に対して複数のカテゴリーを設定することができます。
リニューアル前はひとつの記事にいくつもカテゴリーを設定していました。
しかし、基本的に一つの記事で伝えることはひとつにしようという方針で記事を書いているので(できていないかもしれませんが…)、それなのにカテゴリーがいくつもあるのはおかしいのではないかと思いました。
この記事はこのこと(カテゴリー)についての記事ですと明確にするほうが見る人にとっても分かりやすいと思ったのです。
それでもどうしても一つのカテゴリーに収めにくい記事もあります。
そんな場合は、「この記事で一番メインになっているものは何か」「この記事で一番伝えたいことは何か」「どんな人がこの記事を求めるだろうか」を基準にカテゴリーを選びました。
例えばこの記事。
iPhone×Apple TV×AirMac Extremeの合わせ技で、HDDの中の動画をテレビで観る | ハミングスタジオブログ
Apple TVはiTunes Storeのアカウントさえあれば使えますし、AirMac ExtremeはMacでないPCでも使えますが、この記事はiPhoneもしくはiPadのアプリを間に挟む使い方を紹介しているので、この記事は「iPhone/iPad」のカテゴリーに分類しました。
Apple TVやAirMac Extremeの紹介記事だったら「デジタルグッズ」もしくは「Mac/PC」に分類するところですが、iPhoneかiPadがないとこの記事は成り立たないので、「iPhone/iPad」に分類したというわけです。
カテゴリーの階層は親と子まで
カテゴリーは階層構造を持たせることができますが、階層が複雑になりすぎると自分が一体今どこにいるのか分からなくなります。
かといって階層構造を持たせないとカテゴリーの数が増えすぎてまとまりがなくなるので、大ジャンルとして1層目を設けて、その下に中分類として子カテゴリーを設定することにしました。
もっと記事数が増えて、子カテゴリーでもうまく分類ができなくなったら孫カテゴリーを作ることも検討しようかとは思いますが、やはりあまり構造を複雑にしたくないので、どうしてもという時は子カテゴリーを増やし、子カテゴリーが増えたら親カテゴリーを増やすという方向でいきたいと思っています。
すべての記事を子カテゴリーに入れる
上のように、階層を親子の2層に分けましたが、実際に記事を入れるのはすべて子カテゴリーの中にすることにしました。
親カテゴリーはあくまで大ジャンルとして大まかなジャンル分けの役割だけを持たせました。
その理由は、記事を親カテゴリーにだけ入れて子カテゴリーに入れていないと、メニューからカテゴリーを選んで見るときに見逃されやすいのではないかと思ったからです。
メニューでは親カテゴリーをクリックすると、その中にある子カテゴリー内の記事を含めたすべての記事が表示されるようになっていますが、僕の感覚では、メニューで親カテゴリーの下に子カテゴリーがあると、親カテゴリーをクリックして親カテゴリー内全体を見ることが少ないように感じたのです。
それだと親カテゴリーだけに分類している記事は見逃されてしまうので、すべて子カテゴリーに入れるようにしました。
もっとも、見に来る方でメニューをクリックして記事を選ぶ方がどれだけいるのかという話になりますが…
また、現状でどの子カテゴリーにも分類しにくい記事を「◯◯その他」としているのもスマートじゃなくて満足してはいないのですが、ここはもっと記事が増えていけば自然と新しい子カテゴリー名が付くんじゃないかと思います。
カテゴリーを跨ぐキーワードはタグを付ける
上で書いたように、一つのカテゴリーに決めにくい記事には、複数のカテゴリーに跨るキーワードが入っていたりします。
一つのカテゴリーに決めることで、他のキーワードで検索した人が記事にヒットしないのは勿体ないです。
だから、カテゴリーを跨ぐキーワードを含む記事には、そのキーワードをタグとして設定します。
例えば上記のApple TVの記事だと、「Apple TV」「Mac」「TV」などというキーワードをタグとして設定します。
こうすると、フッターにある「タグ」のタグクラウドからキーワードを選ぶこともできるし、サイト内検索でもヒットするので、目的とする記事にたどり着きやすくなります。
まとめ
あくまで僕の分類方法で、人にもよるしブログの内容にもよると思います。
ともあれ、適切なカテゴリー分けはSEO的にも効果があるようですし、何より見る人が記事を探しやすく、管理する自分自身も管理しやすい分類方法ができればいいですね。
今回はこのように分類しましたが、記事数が増えたり時間が経ったりして、また別の方法がよいと思ったら変えると思います。
ずっと同じでなければいけないわけでもないし、カテゴリー分けの方法に正解はないと思いますが、カテゴリー分けにお悩みの方にはこんな考えもあると参考にしていただければ幸いです。