このブログをオールジャンルにして書き始めておよそ2年。
先日初めての「バズ」を経験しました。
初バズを経験するまでに僕がしてきた5つのことをご紹介します。
「バズ(る)」とは
ツイッターで呟いた事が一気にリツイートされて拡散されたり ブログの記事が一気にシェアされたり はてなブックマークで一気にアクセスが流れてきたり 検索エンジン経由でのアクセスではなく 口コミの力で一気に拡散されて多くの人の注目を集めている状態 を「バズってる」と言います
どのくらいバズったのか
今回バズったのはこちらの記事。
Illustratorの入稿データを作るとき、「アピアランスの分割」と「アウトライン化」のどちらを先にすべきなのか? | ハミングスタジオブログ
//y-harada.net/wordpress/2098
デザイナーやDTPオペレーターなど、IllustratorやPhotoshopなどのAdobeソフトを使う人ならおそらく一度はお世話になったことのある DTP Transit 様に、Twitterでのリツイート(RT)とFacebookでのシェアをしていただいたことがきっかけでバズりました。
ブログ記事紹介Illustratorの入稿データを作るとき、「アピアランスの分割」と「アウトライン化」のどちらを先にすべきなのか? | ハミングスタジオブログ//y-harada.net/wordpress/2098 Posted by DTP Transit on 2015年10月22日
以前にも一度別の記事をRTしていただいたことがあって、リンクページにはこのブログへのリンクも貼っていただいているのですが、公開当初はそれほどヒットしなかったこの記事がバズ。
この日のお昼ごろにバズり始めて、結局この日の当該記事へのアクセス数は348。
この前日のブログ全体のPVが331だったので、普段の1日分のPVをこの1記事だけで稼いだことになります。
それまでの当該記事への日ごとのアクセス数を見ると、明らかにバズったことが分かります。 すごい…
初めての「バズ」を経験するまでに僕がやったこと
ブログ記事のバズのためにやること…といえば当然ブログを書くことなのですが、ただ漫然と書くだけではなく、意識してやったことを挙げてみます。
- オールジャンルで記事を書く
- 小ネタや「みんな知っていそう」と思うことでも記事にする
- 書くのを止めない
- SNSで告知する
- SNSでの告知を繰り返す
1. オールジャンルで記事を書く
このブログは、開始当初は、僕ことイラストレーター・はらだよしのりのイラスト活動の報告用のブログでした。
しかし、イラストの活動ばかりを載せたブログに来るのは、よほどのイラスト好きの人か、もしくはすでに僕のファンである人くらいではないかと思いました。
今の時点では正直言って名前も売れていないので、イラストに特化したブログで検索からの流入を頼りにするのは厳しいと思いました。
それなら逆に、
「いろんなジャンルの記事を書いて、その記事を読みに来た人にイラストをアピールできるようにしよう。そうすればいろんな人に自分のイラストを見てもらえる」
と考え、イラスト限定という枠を取っ払い、オールジャンルで書くことにしたのです。
今回はIllustratorの記事がバズりましたが、バズることを狙って記事を書くことはできませんし、思いもよらずアクセスが増える記事もあります。
いろんな方向に種を蒔けば芽が出る可能性はより高まると思います。
あなたがすでにしっかりと自分の活動の分野を固めている人でないなら、オールジャンルでブログを書いていくのは良いと思います。
逆に、分野を絞って書く(書いている)という人は、ジャンルの狭さを補うだけの数の記事を書くべきだと思います。
2.小ネタや「みんな知っていそう」と思うことでも記事にする
ブログを書こうとすると、「みんなの役に立つことを書かなければ」などと構えてしまいがち。
しかし、ブログに書く内容は「万人の役に立つこと/すごいこと」でなくてもよいのです。
立花岳志さん(@ttachi)のセミナーの中にあった言葉
「iPhoneを今日買ったばかりの人」の後ろには、「明日iPhoneに買い替えたい人」が100人いる
自分がいつものようにやっていることは、自分にとっては当たり前のことでも、まだそれをやったことのない人にとっては未知の世界。
その人にとってあなたは自分の一歩先を行く、自分の知らない世界を知っている人。
つまりその情報は「知りたい」情報です。
「こんな情報知りたい人なんているのかな」と思いながらも書いた記事が思いのほか見られたりすることは実際あります。
ハイレベルな内容の記事はその道の第一人者的な人に任せて、自分の一歩後ろを歩く人に向けて書いていけば、そのうち自分が前に進めば後ろを歩く人の数は増えていくでしょう。
いきなり大ヒットする記事なんて書けなくて当たり前。
そんな記事を狙う必要はないので、とにかくなんでも書くというつもりでいるといいでしょう。
きっと誰かの琴線に触れます。
3.書くのを止めない
とにかく書くのをやめないこと。
2、3個記事を書いただけで放っておいては、ブログの価値は上がりません。
書き続ければ、2.で書いたように、僅かかもしれないけどその記事を求めている人はいます。
記事数が貯まっていき、少しずつでもPV数が増えていくと、あなたのサイトに対するGoogleの評価が上がります。
「優良サイト」と認識されるわけですね。
Googleの評価が上がると、Google検索結果であなたのサイトの記事が上位に表示されるようになります。
上位に表示されるということは、検索した人の目に留まり、クリックされやすくなるということ。
その結果PV数がアップし、またGoogle先生の評価が上がり…という好循環のスパイラルが起きて、ブログの価値はどんどん上がっていきます。
4.SNSで告知する
TwitterやFacebookなどのSNSで、ブログを更新したことをたくさんの人に伝えましょう。
僕は主にTwitterで更新を通知しています。
WordPressを使っている人は、例えば僕が使っているJetPackのようなプラグインを使えば更新と同時に自動でツイートすることができます。
また、様々なWebサービスを連動させることができるIFTTTを使えば、通知を幾重にも重ねることができます。
- WordPressで新規ポスト→Twitterてツイート
- Feed更新→Twitterでツイート
- WordPressで新規ポスト→Bufferに貯めてTwitterでツイート
…等々、組み合わせによっていくらでも投稿を繰り返し投げることができます。
ただし同じ内容の連投は鬱陶しがられる可能性があるので注意。
そして、ブログにSNSのウィジェットなどを貼り付けておけば、記事やあなた自身に関心を持った人にフォローしてもらえるかもしれません。
そうすればまた記事が求める人に届きやすくなります。
5.SNSでの通知を繰り返す
上記4.で更新時の通知をして、それで終わりではあまり効果がありません。
その瞬間のタイムラインを見逃したらもうその通知には出会えません。
TwitterやFacebookなどのSNSは流動性が高いので、一度の投稿で見てもらえなかった人にもう一度見てもらうチャンスを作るために、繰り返し通知するのが効果的です。
そのために僕は「Tweetily」というWordPressのプラグインを利用しています。
WordPress › Tweetily – Tweet Your Posts Automatically! « WordPress Plugins
https://wordpress.org/plugins/tweetily-tweet-wordpress-posts-automatically/
Tweetilyは、ブログの過去の投稿を、指定した期間、1日に指定した個数、指定した回数だけツイートしてくれるプラグインです。
僕は、「過去60日以内に更新した記事を、1日2回、1記事ずつ、ツイート冒頭に【最近の更新記事】という言葉を入れて」ツイートするよう設定しています。
こちらもあまりたくさんの通知ツイートを連投すると鬱陶しく思われる可能性があるので注意が必要です。
実際今回のバズは、このTweetilyによる過去記事ツイートがRTされたことによって起こりました。
当該記事を投稿したのはこれより1ヶ月以上前なので、Tweetilyの効果覿面だったというわけですね。
まとめ
結果Tweetilyのツイートによって起きたバズでしたが、もちろんそのための記事がなければ起きようもありません。
ゆっくりながらもいろんな記事を書くことで、徐々にブログの評価が上がったり、フォロワーが増えていった結果の今回のバズだと思っています。
それにしてもSNSの拡散力はすごいですね。これをうまく活用すれば、世界中にどんどん情報発信できてしまいます。
ただし、「アクセスを稼ぐための記事」を書くのはあまりおすすめしません。
書きたいと思って書いた記事を正しく拡散することで結果としてヒットするというのが理想ですね。
炎上ではなくバズると、ブログが楽しくなってきます。
まだ全部で150記事程度である僕くらいのブログ歴でもこうなることはあり得るということです。
僕がこれまでうまく告知できているほうだとは思っていませんので、適切な告知をしていけば、きっともっと効率的に多くの人に情報を届けることができるでしょう。
さて、僕は「ブログ論」を語るほどがっつりやっているわけでもないので、これ以上の話はプロフェッショナルな人にお任せするとして、僕は今後も楽しんでブログを書いていこうと思います。