Keyboard Maestroのマクロでマウスポインタを移動させるActionを使ったときに、移動してしまったカーソル(マウスポインタ)をマクロ実行前の位置に戻す方法。
Keyboard Maestroで、「Move or Click Mouse」などマウスポインタを移動させるようなマクロを実行した時、マクロ実行完了後にマウスポインタの位置を見失ってしまうことがあります。
次の作業に素早く取りかかれるように、できればマクロ実行前の位置にマウスポインタが戻っているといいですね。
そんな時は、マクロの中にマウスポインタの位置を戻すActionを組み込んでおくとよいです。
目次
マウスポインタをマクロ実行前の位置に戻すAction
1.Actionの先頭に「Set Variable to Text」を追加
目的のマクロを作ったら、Actionの先頭に「Set Variable to Text」を追加します。
「Set Variable to Text」は、変数を定義するAction。
これを使ってマクロ開始直前のマウスポインタの位置を変数に格納しておき、Action実行後にその変数を再び呼び出してマウスポインタの位置を戻す、という流れです。
「Set variable」のテキストボックスには適当な変数名をつけます。
この変数名は後で使います。
ここでは「Location」という名前をつけました。
その右の「Insert Token」から、「Screen」→「Current Mouse Location」を選択すると、下の「to:」の欄に「%CurrentMouse%」と入力されます。
これで現在のマウスポインタの位置情報が変数Locationに格納されます。
2.Actionの最後に「Use Variable」を追加
Actionの最後に「Use Variable」を追加します。
これで「Set Variable to Text」で定義した変数を呼び出します。
「Use variable」に、先ほど設定した変数名を入力。
ここでは先ほどつけた変数名「Location」を入力すればよいです。
その下の項目は「to set the mouse location」にします。
以上でOK。
マクロを実行すると、ひと通りActionを実行した後にマウスポインタが実行前の位置に戻っていると思います。
うまく動かないときは、「Use Variable」の前に「Set Action Delay」を0.1秒くらいで挟むとよいかもしれません。
「Set Variable to Text」にも「Use Variable」にも他にいろいろな設定項目があるので、駆使すれば他にもいろいろできそうです。