iMac 27インチのメモリを自分で増設しました。
増設手順を写真付きで解説します。
iMac 27インチのメモリは自分で増設したほうが断然お得
iMac 27インチ(2020)を購入しました。
iMacを購入するとき、デフォルトで搭載されているメモリは8GB。
Webを見たりメールをするくらいなら問題なく動くとは思いますが、大きなデータを扱うとなると8GBでは重くなって作業になりません。
よくメモリは机の広さに例えられますが、メモリの容量が大きければ多くの作業を並行してやったり、サイズの大きいデータを扱うのも快適になります。
特に最近では動画など大容量のデータを扱うことも多いので、大抵の場合メモリを増設することになると思います。
Appleストア(実店舗)やAppleオンラインストアでMacを購入するときは注文時にメモリ容量をカスタマイズすることができますが、iMac 27インチに関しては自分でメモリを増設することもできます。
※21.5インチは現行モデルは自分では増設できません。
はっきり言ってAppleのメモリ増設オプションは高額すぎて、自分で別途メモリを購入して自分で増設するほうがはるかにお得です。
大袈裟でなく、圧倒的にお得ですよ!
増設の手順も全然難しくないので、自分でやりましょう。
メモリを購入
メモリ容量は大きいに越したことはないのですが、予算の問題もあるでしょうし、作業に見合わない容量のメモリを入れてももったいないので、自分のやりたい作業にあわせて容量を選びましょう。
僕は今回予算の関係で32GBを追加で購入して、デフォルトのメモリとあわせて40GBにすることにしました。
iMacのメモリはノートPC用のメモリを使っています。
通常は2枚1組で追加するので、今回は16GB×2枚で32GB。
ググればいろんな人がおすすめメモリを紹介していますし、AmazonでもiMac対応を謳っている商品があるので、それらを参考に選ぶといいでしょう。
僕はこちらの商品を購入しました。
こちらの商品はiMac対応を謳っていますが、商品ページには注意書きとして、
iMacシステムにより、容量の違うメモリを混在しますと、起動できないやクロックダウンする場合がございます。正常に使用するには、挿入するスロットの組み合わせは、スロット1・2が純正メモリで、スロット3・4がv-colorメモリと設置してください
(Amazon.co.jpより引用)
と記載してあります。
ここに注意して増設していきましょう。
増設手順
増設する前に、現在のメモリの状態を確認しておきましょう。
マーク>このMacについて から「システムレポート」を開いて、左のサイドバーの「ハードウェア」から「メモリ」をクリックすると、現在のメモリの状態確認できます。
これが増設前(iMac購入時)のメモリの状態。
4つあるメモリスロットの2と4をデフォルトのメモリが使用していることが分かります。
上で書いたように、今回購入した商品を増設する場合には、スロット1と2に既存のメモリ、3と4にこの商品を入れるということだったので、現在スロット4に入っているメモリをスロット1に移動させればいいということですね。
現状が確認できたので、増設の作業を開始します。
iMacの電源を切って少し時間を置いたら、電源プラグを抜き、平らな面にiMacの画面が下になるように置きます。
下に毛布などの柔らかい布を敷いておくとよいでしょう。
電源コネクタにこういうボタンがついているので、これを押します。
電源を挿している間に間違ってメモリパネルが開いてしまわないようになってるんですね。
優れたデザインです。
見栄えの問題もあるのでしょうが。
ボタンは小さいうえに結構硬く、指先では奥まで押し込めなかったので、僕はApple Pencilで押し込みました。
ペン先を痛めるかもしれないので、ペン先のストックがない時は他のものを使ったほうがいいと思います。
ボタンを押し込むと、上にあるメモリスロットのパネルがこのように開きます。
中の左右にレバーがついているので、両方を持って引き上げると、
メモリが持ち上がってきます。
いちばん上(写真では右)がスロット1。
さっき確認したとおり、スロット2と4にメモリが入っています。
まずはスロット4に入っているメモリを抜きます。
つまんで引っ張り上げると、
このようになっていました。
メモリには表裏があり、下部の中央付近にあるスリット(切り込み)が少しだけ中心からずれているので、これでメモリを挿入する向きを判断します。
写真のとおり、スリットが少し左に寄っているので、この後追加するメモリもこのとおりに挿入していきます。
今抜いたメモリをスロット1に移します。
スロットの奥の方で固定される感触があるまで差し込みます。
向きが正しければ力を入れなくても入るので、無理に押し込まずスリットの位置を確認しながら挿入しましょう。
これで純正メモリをスロット1・2に入れられました。
それではここからいよいよ増設。
メモリを開封して、スロット3と4に挿入していきます。
上の写真はスリットの位置が先ほどとは逆ですね。
こちらの面が奥(iMacの上の方)になるよう裏返して挿入します。
挿入が完了したら、先ほどと逆の流れで、レバーを元に戻します。
レバーを下げていくと、右の方のレバーに引っかかる感触があります。
あとはパネルを元に戻して完了です。
それではうまくいったか確認しましょう。
電源プラグを差し込んで起動。
先ほどと同様にマーク>このMacについて から「システムレポート」を開いて、左のサイドバーの「ハードウェア」から「メモリ」を見てみると、
ちゃんと全てのスロットに挿さっていて、「状況」の欄にOKと出ています。
「速度」の欄も2667 MHzになっていて、メーカーの説明どおりクロックダウンもしていないようです。
とりあえずはこれでOKだと思います。
増設完了
増設作業はこれだけ。
ちなみにAppleオンラインストアで購入するときにオプションでメモリを32GBに(40GBでなく)しようとすると追加で60,000円(税別・本記事執筆時)もかかります。
僕が今回のメモリをAmazonで買ったときには11,874円(税込)だったので、いかにお得か一目瞭然ですね。
重い作業もサクサク動く。
この前まで古いiMacをメモリ12GBで使っていたので、サクサク感に感激しています。
ここまでやってようやくMacを新しくできたという感じがしています。