毎回シャットダウンしていたMacを、使用しないときにはスリープさせるように運用方法を変更した。
シャットダウン→スリープ運用に変更
もう10年以上iMacを使用しているが、これまで毎回使用後に メニュー>システム終了 からシャットダウンしていた。
しかし、「Macはスリープ推奨」というこの記事を読んで、使用しないときはスリープすることにしてみた。

今まではずっと電源をオンにしていると電力消費が大きいのではないかと思っていたが、記事によると電力消費はほとんどないとのこと。
とは言っても消費はするだろ…とは思うのだけれど。
しかし起動の時に最も電力を消費するというのはエアコンなどと同じで納得できるところ。
毎回起動時に消費する電力とスリープの間に消費する電力を比較すると後者の方が少ないということだろう。
ここはひとつAppleの言うことを信じてやってみよう。
設定
スリープ運用するために、システム環境設定の「省エネルギー」の設定を次のようにした。
(僕の環境と好みによるものなので、ご自身の運用環境に合わせて設定を変更してください。)
ディスプレイがオフのときにコンピュータを自動でスリープさせない
少し長い時間席を外すときなど、Macを放置しておくと、スクリーンセーバーが起動した後ディスプレイがオフになる。
このディスプレイスリープのときはアプリを動作させたままでいたい場合もある。
その時にMac自体がスリープしては困るので、このチェックを入れておく。
可能な場合はハードディスクをスリープさせる
夜中などスリープ時に外付けHDDが動作して音を立てると気になるので、スリープ時にはほとんど電源を切っていたときと同じ挙動になるようにしておきたい。
外付けHDDはTime Machineのバックアップ用としても使っているが、今までもシャットダウンしている時はバックアップをしていなかったわけだから、スリープ時にもバックアップは必要ないので、チェックを入れておく。
Power Napを有効にする
上と同様、スリープ時には特に何もしてくれなくてよいので、ここはチェックを外しておく。
スリープモード
Macをスリープモードにする方法は、
メニュー>スリープ
をクリックするだけ。
しかしマウスでクリックした後でマウスを動かすとすぐにスリープが解除されてしまうから、クリック後はそっとマウスから手を離さなければいけない。
キーボードショートカット
command(⌘)+option(⌥)+イジェクト(⏏︎)
でスリープモードにするのがスマートだろう。
少しのあいだ運用してみて感じたメリット、デメリット
メリット
- 起動が速い
当然といえば当然なんだけど、起動≒作業が開始できる状態に復帰するまでの時間が格段に速くなる。
ちょっとした作業をしようとしたとき、今までは起動に時間がかかるから「明日の朝やろうか…」と思っていたものにすぐ手をつけられるという利点がある。
- ミュージックアプリなどのホームシェアリングが使える
常時起動している状態なので、iPhoneやiPad、Apple TVなどのデバイスで「ホームシェアリング」を使うことができる。
僕はメディアファイルを外付けHDDに保存しているので、使うときはHDDのアクセス音がしてしまうけど。
デメリット
- たまに外付けHDDにアクセスする
上記のように設定でMacのスリープ時には外付けHDDもスリープするようにしているはずだけど、なぜかスリープ時にたまにHDDのランプが点灯してアクセス音がする。
幸い僕は寝ているときに少々音がしても気にならないからいいけど、気になる人は気になるかも。
- 写真.appのマイフォトストリームが更新されない
写真.appの「マイフォトストリーム」がなかなか更新されない。
環境設定から「マイフォトストリーム」のチェックを一度外して再びつけ直すと更新されるけど、これもうまくいかなくなることがある。
そうするとiCloudを設定し直すかMacを再起動するくらいしか方法が思いつかない。
そもそもiCloudまわりの同期のタイミングがいまいちわからないのだけど。
さいごに
Macのスリープ運用、不満なところもあるけど今の時点ではおおむね快適な感じ。
なによりすぐに作業できるというのがいい。
Macの環境は設定によってまだまだ快適にできそうなのでもっと追求してみたい。