2014年11月12日に発売された倉木麻衣の15周年記念ベストアルバム「Mai Kuraki BEST 151A -LOVE & HOPE-」の収録曲全30曲を1曲1曲振り返りながら、その当時の思い出、その曲にまつわるエピソード、その曲の好きなところなど、【1曲1記事】で綴る企画。
今回は「HOPE」盤の1曲目「Love, Day After Tomorrow」。
目次
Love, Day After Tomorrow
1999年12月8日に発売された、倉木麻衣のデビューシングルのタイトル曲。
自身も当時好きなジャンルだったというR&Bテイストの曲は、新人でノンタイアップながら140万枚のCD売り上げを記録し、FM・AMラジオ各局の1999年12月度最多パワープレイを獲得した。
言わずと知れた、倉木麻衣を世に知らしめた一曲。
衝撃の、そして運命の出会い
当時僕は大学生で、卒論執筆の真っ最中。
作業で帰宅が夜遅くなって、風呂上がりに深夜の音楽番組を何気なく見ていたときのこと。
ふと耳に入った曲に衝撃を受けました。
画面に目を遣ると、映っていたのはあのMV。
ほんの十数秒だったと思いますが、文字通り画面に齧り付いて観ていました。
画面左下に出ている歌手名と曲名を覚えようと必死になって、小さく映った「倉木麻衣」の名前が何と読むのか分からなかったことを覚えています。
卒論執筆中にも関わらず、ネットで検索してオフィシャルサイトを何度も見ていました。
1月半ばに無事卒論を提出して、その翌日に朝一番でやったことが、この「Love, Day After Tomorrow」と、当時はまだその隣で平積みにされていたMai.Kとしての全米デビューCD「Baby I Like」を買いに行くことでした。
自宅のCD/MDコンポ(!)でエンドレスリピートで聴いていたのをよく覚えています。
当時はCDシングルを買うことはほとんどなかったのですが、このときは迷いがありませんでした。
思えばこれが全ての始まり。
以降、CDシングルおよびアルバムは全て購入しています。
ライブの定番、「LOVE」の指文字
初めてライブでこの曲を聴いたときは、目の前で倉木麻衣が歌っているという興奮もあったのですが、「あのとき出合ったあの曲を目の前で歌っている…!」という感動で鳥肌が立ったのを覚えています。
今もこの記事を書きながら聴いているのですが、あぁまたあの時の感動が甦ってきた。
今ではこの曲をライブで演奏する時の定番になっている「LOVE」の指文字。
初めて開催されるライブの前に、オフィシャルサイトに何の告知も無く、「L」「O」「V」「E」の指文字をした手の写真4枚だけがアップされました。
これを見て「これは必ずライブでやるから覚えないと!」と思ったファンは多かったのではないでしょうか。
僕も何度も練習した記憶があります。
(ちなみに、手の写真のスクリーンショット保存しているかと思って探したけどありませんでした…)
今も輝き続ける曲
何度もCDで聴いて、そして何度もライブで聴いた曲。
「この人の他の歌も聴いてみたい」と思わせた曲。
そうして他の曲もたくさん聴いてきたのですが、何度聴いても初めて出合ったときのドキドキ感を思い出させてくれる曲。
15年間いろんな曲を届けてもらったけれど、僕にとっては今聴いても古くなく、当時にも増して輝いている曲です。
「You are the first thing on my mind」。
次回
次回は「HOPE」盤の2曲目、「Delicious Way」。
Mai Kuraki BEST 151A -LOVE & HOPE-
デビュー15周年記念ベストアルバム発売中。