Excelで日付として認識されていないデータを日付として認識させて、希望の表示形式に変換する手順。
日付が認識されないExcelデータ
ほかの人からもらったExcelデータやアプリなどからインポートしたCSVデータなどには、日付のデータのはずなのにExcelに日付として認識されないものがあります。
そんなデータの日付部分を正しく日付として認識させ、希望の表示形式に変換する手順を紹介。
例として、日付として認識されないmm/dd/yyyy(のような)形式をyyyy/mm/dd形式に変換します。
(画像はMac版です)
日付として認識されないデータを日付として認識させる
まずはすでにExcelファイルとして存在するデータを変更します。
E列のDateにmm/dd/yyyy形式で日付が入っているように見えますが、「セルの書式設定」から表示形式をyyyy/mm/ddに変更しようとすると
「サンプル」の表記が変化していないので、一見日付けに見えますが日付としては認識されていないことがわかります。
これを日付として認識させます。
日付の列を選択したら、データタブの「区切り位置」をクリック。
区切り位置指定ウィザード。
「区切り記号付き」が選択されていることを確認して「次へ」。
次の画面で区切り文字を指定します。
日付がスラッシュ(/)で区切られているので、なんとなく「その他」で「/」を入力したくなりますが、ここは「タブ」のみでいいです。
(スクリーンショットには「|」が入力されているように見えますが、カーソルです)
そのまま「次へ」。
区切った後のデータ形式を選択することができるので、ここで「日付」から年月日の並び順を選択します。
例の場合では「MDY」になります。
(プレビューが1月1日なのでMとDがわかりにくいですが…)
注意点としては、「現在の並び順」を指定すること。
順番の並び替えは後の手順でやります。
これで「完了」を押すと、
年月日(y/m/d)の形式になって月の頭の0がなくなりました。
日付として認識されている証拠です。
日付として認識されたので、あとはいつもどおり「セルの書式設定」で希望の形式に変換するだけです。
ここではyyyy/mm/dd形式に変換したいので、「セルの書式設定」でyyyy/mm/dd を設定すれば、
変換成功です。
インポートのとき
次はインポートのときの手順です。
例はCSVからのインポート。
ファイル>インポートでファイルの種類を選んでCSVファイルを開くとウィザードが開くので、
「区切り記号付き」が選択されていることを確認したら、取り込み開始行と文字コードを選択して「次へ」。
区切り文字(例はCSVなのでカンマ)にチェックを入れて「次へ」。
データ形式を選択する画面になるので、ここで日付の列を選択して、先ほどと同様に「日付」でMDYを選択。
これで日付として認識された状態でインポートできました。
あとは先ほどと同様にセルの書式設定で希望の書式に変更すればOKです。