Live2Dの勉強を始めました。
自分で描いた絵をぬるぬる動かすことができるようになるために、Live2Dソフト「Cubism Editor」の使い方をマスターしたいと思います。
今回からその勉強の過程を書いていきます。
第1回目は入門編。
Live2D、自分でもやってみたい!
前回の記事で、iOSゲームアプリ「バトルガール ハイスクール」を始めたことを書きましたが、そのきっかけとなったのはLive2Dでした。
キャラクターが動くのは見ているだけでも楽しいです。
でも、せっかく絵を描くことができるのだから、見てるだけじゃなくて、自分でも絵を動かせるようになりたい!
Live2Dのサイトで、Cubism Editorというソフトが一般利用においては無料で提供されているので、誰でも自分の描いた絵からモデルを作って動かすことができるのです。
早速ダウンロードして勉強してみることにしました。
ちなみにCubism(キュビスム)とは、ピカソの絵画に代表される、「いろいろな角度から見た物の形を一つの画面に収め」(Wikipedia)る表現法のこと。三次元的な動きを二次元の絵で一つの画面に表現するLive2Dにぴったりのネーミングですね。
入門チュートリアル
早く自分の描いた絵を動かしたい…!という欲求をグッと我慢して、まずはサンプルデータを使って基礎からお勉強。
Cubism Editorは、パーツの配置と変形のパラメータを設定してキャラデータをモデリングするModelerと、そのモデルにタイムラインに沿ってモーションをつけるAnimatorという2つのソフトに分かれています。
入門チュートリアルは主にModelerでパーツの配置、パラメータの設定を通じて、Live2Dがどんな仕組みになっているかが分かるようになっています。
ここでは最終的にサンプルデータから作ったモデルにAnimatorで簡単なモーションをつけて、ファイルに書き出すところまでいきます。
Modelerの画面。
ポリゴンを使って各パーツ(「描画オブジェクト」といいます。)の変形を設定していきます。
Animatorの画面。
タイムラインにキーフレームを挿入していく方法はAdobeのAfterEffectに似ています。
入門チュートリアルは、サイトの解説に沿って作業していけばそれほど難しいものではありませんでした。
説明がとても丁寧で、特に迷うことなくモデルができあがっていきます。
完成
そして完成したモーションをGIFに書き出したのがこちら!
入門チュートリアルでは、変形(目や口の開閉)、回転などができるようになります。
まだただの2Dアニメーションです。これを3Dっぽく動かすのは次の段階になります。
僕の環境はMac OS X 10.8 Mountain Lionなのですが、Animatorは64bit版しか使えないらしく、64bit版では今のところ作ったモーションを動画(ムービー)として書き出すことができません。
Cubism Editor自体がもともとWindows向けに作られているようなので、Windowsの方が快適に作業することができるかもしれませんね。
さいごに
入門チュートリアルでだいたい基礎は分かりました。
入門ですが、もうここまでできるようになりました。
サンプルとはいえ、絵を動かせるようになる過程は楽しいです。
初めて動いた時には感動します!これが自分の描いた絵だったらなおさら感動は必至でしょう。
楽しみ楽しみ。
次回は実習講座を勉強します!