ブログにウォーキングのことを書いていたら雑誌の取材を受けました。
情報発信の力を思い知りました。
2019年5月20日発売の朝日新聞出版「AERA」5月27日号に、僕が取材を受けた記事が掲載されました。

経緯
平成から令和に代わる10連休の最中、AERA編集部の方からメールが届きました。
ランニングとウォーキングをテーマとした企画のために取材を依頼したいという内容でした。
ブログに「ランニングを断念してウォーキングを始めた」という記事を書いていたのを見て、両方を経験している僕の話を聞かせてほしいというのが理由のよう。
突然のことでびっくりしたけど、文面を読むと、他のブログ記事もしっかりと読んでいただいているようだったので、お応えすることにしました。
電話で答えるのは苦手なので、メールでの取材をお願いしました。
後日メールで質問が届いたので、過去のブログ記事を見つつ、ブログ以外にもいろいろログを残していたので、それらも見て思い出しながら答えました。
こういう時にライフログが役立つ。
自分で忘れていることも多々あったので、その点ではやはりじっくり時間をかけて答えられるメール取材にしておいてよかった。
その後追加の質問があって、発売日。
掲載誌は送ってもらえるということでしたが、さすがに待ちきれないので近所の書店に買いに行きました。
事前にネットで書影を見て、どうやら巻頭特集らしいということは知っていたし、質問の過程で校正中の文章を見せてもらっていたので、自分の取材部分がどういう文章で載るのかだいたいの内容は知っていました。
しかし実際に巻頭特集のページを開いてみたら、なんと冒頭いちばんのどアタマ部分に載っていました。
これにはびっくり。
1.5段くらい(という表現であってるかな?)の長さで文章が載っていました。
大事な導入部分に使われてありがたい思いです。
内容は本誌および電子書籍版でご確認ください。
僕がサブスクリプションで読んでいるdマガジンでも配信されていました。
ネットにも記事が上がっていましたが、できれば買ってもらえると嬉しいな。

ブログの力を思い知る
実際僕がやったことといえば、ただのウォーキング。
僕じゃなくても、日本中にウォーキングをしている人はごまんといる。
そんな中からなぜ僕が取材対象に選ばれたのか?
それは「発信していたから」ということに尽きると思う。
ランニングを断念したとか、ウォーキングを始めて1年といった節目節目で、それをブログに書いて公開していたから、それを見た出版社から取材依頼を受けた。
取材する側からすれば、関連記事を発信している人をネットで検索して取材対象を探す方が手間がかからないし、今回の件を見ても、実際現場ではすでにそうしているということがわかる。
黙々と歩くのももちろんいいけど、ただそれだけで何も発信していなければ、「ただのウォーキングする人」だった。
おそらくほとんどがそういう人たちだろう。
他人と同じことをやっていても、発信しているから見つけてもらえる。
今回の場合は、ウォーキングとランニングのどちらも経験していたことが取材依頼の理由だったらしいが、そんな人すら他にたくさんいるだろう。
もし僕がブログにウォーキングのことしか書いていなかったら、取材する側は「あなたはランニングをしていましたか?」って訊かなければいけない。
しかし両方書いていたからそれをするまでもなく取材対象になったのかもしれない。
僕としては、ランニングによって運動習慣をつけるという試みは結果的に「失敗」だったわけだけど、そんなことも書いていたからこそ今回のことがあった。
さらに言えば、ウォーキング/ランニング関連以外にも、他にたくさん記事を書いて公開していたからこそサイトとして検索順位が上がって、見つけてもらいやすくなったと思う。
何がどう転がるか分からないから、何でも書いておくものだ。
ウォーキングの精神で情報発信を
セミナーとか受けていると、
ブログで情報発信していたら人気が出て、そのうち取材を受けたりイベントを開いたり出版したり…
といった事例を何度となく聞いてはいたものの、実際自分の周りでそういうことあるのかなー…と思っていたら、まさかの方向から取材依頼。
「ランニングを断念してウォーキングを始めた」記事を書いたのはもう今から5年も前のことだ。
ウォーキングが本業なわけではないし、これが今後何かになるかは分からないのでそこはまあアレだけど、ブログというか情報発信の力をまざまざと見せつけられた感じ。
本業の方も発信を続けていればそのうち何か起こるかもしれないので、焦らず腐らず発信していこう。
こういうことを体験すると、ブログ、というか情報発信が俄然楽しくなる。
すぐに結果は出ないけど、積み重ねていればそのうちじわじわと効果が出るという点はウォーキングと同じだ。
SNSの普及で、つい爆発的なバズを求めてしまいがちだけど、ウォーキングの精神で止(や)めずに情報発信を続けていくのが大事だと体感した今回の出来事でした。