5分スケッチ、はじめました。
(はじめました、といってもこの記事公開時点でもう半年くらいやっているのですが…)漫画家の江口寿史先生がTwitterで提唱して話題になった「5分スケッチ」。
漫画家・江口寿史先生推奨「5分以内ですぐ出来る、ゴミ出し前のお手軽スケッチ練習法」 – Togetterまとめ
漫画雑誌でも何の雑誌でもいいんだけど、ゴミの日に出す前に「お、これは」と思う写真あったらスケッチするんだ。エンピツでもいいけど、出来ればぺンで。下描きしないで5分以内と決めて写真見ながら描く。これすごく練習になるからやってみ。 pic.twitter.com/8YRWcBNNDV
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014年3月26日
始めるきっかけとなったのは、昨年行った江口寿史展「KING OF POP」。
京都展に2度行き、イベント「スケッチLIVE」ではモデルに選ばれて、自分を描いていただきました。
トークイベント「5分スケッチの極意」で5分スケッチのお話を聞き、 「こんな上手い人でも毎日やるんだから、自分もやらないと到底追いつかない!」 と思ったのが始まりです。
まずは形から入るタイプなので(笑)、 トーク内で話されていたボールペンとスケッチブックとまったく同じものを買ってきました。

ボールペンは「ゲルボールペン ユニボールシグノ RT1 UMN-155-38 黒 24(三菱鉛筆)」。
江口先生は、コンビニで買ったこのペンがとても描きやすいと話しています。
最初のうちは上記のペンを使って描いていたのですが、 次第に線の細さがなんだか淋しくなって、下のペンに替えました。
三菱鉛筆の同じシリーズのやつですが、 線の太さが、上のが0.38mmなのに対しこちらは0.7mmと、太めになっています。
太さが気に入ったので、最近はもっぱらこちら。
書き味はほとんど同じで、こちらも描きやすいです。
スケッチブックは、トーク内では言及されませんでしたが、 実際にスケッチLIVEで描かれているのを見ていたし、 僕も描いてもらって、そのスケッチを自分で持っているのでサイズもわかります。
「マルマン クロッキー 白クロッキー紙 176×155mm SQ(マルマン)」。
モデルとなる素材写真ですが、僕はファッション誌が欲しかったので、 dマガジンを利用して、iPadに表示して描いています。
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5分間集中、一発描き。
5分スケッチをやるにあたって、僕が決めた大まかなルールは、- 5分「くらい」で描く
- 見えているものを描く
- 似顔絵ではないので、似せようとしない
だから5分間集中、ペンで一発描き。
それと同時に、模写ではなく、モデルからいかに必要な線を取り出して 自分の絵として描くことができるかという点を意識してやっています。
(そこはまだ実行できてるとは言い難いですが…)
5分で描こうとすると、細かい部分を描いている暇はないので、 自然と必要な線だけを選んで描くようになります。

5分で描くという時間制限があるから、億劫にならずに毎日続けられる。
とは言っても、モデルが複雑だったりすると、 ときどき時間オーバーして描いてしまいますが、たまにはそれも良しと思っています。
あまりルールでガチガチに締めつけず、描く楽しみを忘れないようにしたいですね。
Instagramに毎日アップしています。

5分スケッチは、2016年9月に始めてから毎日やっています。
最初のうちは自信が無かったこともあって、ただひとりで描いているだけでした。
しかし、僕の場合、上手くなくても人に見せることで他人の目(評価)を気にしない自分になるという 心のトレーニングも必要だと思ったので、 11月から描いたスケッチをiPhoneのカメラで撮影して、Instagramに投稿を始めました。
はらだよしのり – イラストレーターさん(@y_harada_illustrator) • Instagram写真と動画
当ブログの「きょうのイラスト」カテゴリーにアップされる記事は こちらのInstagramと同内容のものがアップされるようになっています。
また、右カラム(スマートフォンは記事下)にもウィジェットがありますので、そちらでもご覧ください。
(時々5分スケッチ以外のイラストの投稿もあります。)
きれいにスキャンしてアップしてもよいのですが、 毎日の習慣にするには少しでも手軽にできた方がよいと思い、 カメラで撮影する方法を取っています。
時々妙に暗かったりするのはそのせいです…
毎日続けたい

トークイベント内で江口先生も仰っていましたが、画力は描かないとすぐに衰えます。
(その前に自分にそもそも画力があるのか?という質問は無しで(笑))
5分スケッチはいわば筋トレや野球の素振りみたいなもので、 これさえやれば上手くなるというものではないけど、 このくらいでもやらないと腕が落ちていく、最低限のトレーニングだと思います。
がっつりと作品制作にかかれない時でも、最低限の描く力をキープするためにも、 せっかく身に付けた習慣なので毎日描き続けていきたいです。