2021年2月17日〜3月8日まで、大阪、大丸ミュージアム・梅田で開催された「ふしぎの海のナディア展」に行ってきました。
目次
放送30年
テレビアニメ「ふしぎの海のナディア」が放送を開始したのが1990年4月13日。
そこから30年を記念して、「ふしぎの海のナディア展」が大阪・東京で開催。
「ふしぎの海のナディア」は、「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督が総監督を務め、エヴァの前に制作した作品。
エヴァの源流とも言える作品で、エヴァ(新劇場版)の作中でナディアの劇伴のアレンジが使われたりもしています。
僕は放送当時中学2年生で、初めてハマったアニメ作品だったので思い入れはひときわ強い。
作品自体はいろんなメディアでいつでも観ることが出来るけど、この資料は今見逃したら次いつ見られるか分からない!
ということで、見に行ってきました。
ふしぎの海のナディア展@大丸ミュージアム・梅田
大阪会場は梅田の大丸ミュージアムでした。
僕は会期最終日に行ってきました。
貴重な資料が大量展示
入り口すぐのところには、オープニングムービーのセル画や背景画が。
今では考えられない手法で作られた痕跡が見られます。
そのすぐ側でオープニングの映像が流れているので、照らし合わせて見ることができます。
あそこはこうやって作られていたんだというのが見られて、いきなりテンションが上がりました。
展示物の写真撮影が禁止だったので、内部の写真がないのが残念ですが、展示物はボリュームが大量。
原画や動画はもちろん、修正原画やまだ固有名詞が違っている初期の構想メモなどもあって、制作の過程が垣間見られる貴重な資料ばかり。
ファンなら垂涎ものの資料のオンパレードです。
名シーンの原画を見ると、そのシーンの映像が浮かんできます。
場面によっては通常よりも大きなサイズで原画が描かれていたり、絵に加工を施していたり、背景をトレースするための鉄筆の跡が生々しく残っていたり、制作時の工夫が伝わってきます。
展示されているセル画はかなり発色が良い状態で展示されていましたが、ほとんどがその後ろに位置のずれた動画がくっついていました。
これはセルと動画を重ねて保管していたため、セルの絵の具が下の動画に貼りついて剥がれなくなったためやむを得ず一緒に展示しているということでした。
逆に30年という月日の長さを感じさせるリアリティがあります。
全39話をパートに分けて、ストーリー順に展示していますが、どれも足を止めてじっくり見たいものばかりで、全部回るのに約3時間かかりました。
購入したグッズ
公式図録
まずは図録。
公式図録付きチケットを購入すると、入場時にもらえます。
帰ってから見ましたが、展示されていたものは全部掲載されているんじゃないかと思うほど大量の資料が載っています。
たださすがに掲載サイズが小さいので、やはり展示で現物を間近に見られたのは本当に良かった。
設定資料クリアファイル
原画や動画、設定資料をクリアファイル化したグッズ(2種セット)。
全17セット(計34種)あって、どれも良かったのですが、ひと目見て心を掴まれたこちらを購入しました。
38話でナディアがネモに銃を向けるシーンのレイアウト画。
原画ではないので実際にオンエアされた画とは表情が違いますが、この迫力にやられてしまいました。
セットのもう一つはこちら。
こちらは原画です。
碑文ピンバッジ
全4種のピンバッジのうち、35話に登場した旧タルテソス王国跡の碑文の形のピンバッジ。
事前にサイトを見ていてこの商品が気になっていましたが、結局購入してしまいました。
モチーフのチョイスが渋すぎる。
旧タルテソス王国(古代アトランティス人)の言葉で
「火の竜と南面ンゴンデの月日は15回目の復活 今日このめでたき日授かりし我が娘ナディアに 百の喜び千の幸せ万の慈愛を願いて ここにその生命コードを納めんとす」
と書かれています。
ノーチラス号(ヱルトリウム)のプレート型ピンバッジもあれば買っていたと思う。
感想
放送から30年経った今これらの展示を見られるのは本当に感謝。
入り口からハイテンションで、垂涎ものの展示資料に終始ドキドキしながら見て回りました。
ファンなら必ず満足できる内容だと思います。
こんなに良いなら何回も見に行きたかった。
「ふしぎの海のナディア」を観る
「ふしぎの海のナディア」は2021年3月現在Amazonプライムビデオで見放題配信中です。
Blu-rayもリリースされています。
アニメ公式ページ
NHKのアニメ公式ページはこちら。