Uber Eats 注文アプリの住所入力欄に正しく住所を入力しておかないと、ユーザーにデメリットがあるかも?というお話です。
Uber Eats の仕様変更
2021年5月10日から、Uber Eats の配達に関する仕様が変更になりました。
大きな変更は、
- 配達リクエストが届くときに、配達先の住所が表示されるようになった
- 配送料の改定
の2つです。
ユーザーの方は「自分は配達パートナーじゃないから関係ない」と思うでしょう。
しかし、上記のうち1の変更にはユーザーの方も影響があるかもしれません。
従来の仕様では、配達パートナーに配達リクエストが届いた時点では、配達先の住所が表示されませんでした。
まずリクエストを受けるか(or受けないか)を決めて、レストランでピックアップが完了した時点で初めて配達先の住所が表示される仕様でした。
実際に料理を受け取るまでこの配達がどこまで行くものなのか分からないという仕様だったので、蓋を開けてみればめちゃくちゃ遠いところへの配達だった、なんてこともありました。
今回の仕様変更によって、リクエストが届く時点で配達先住所が表示されるようになったので、住所を見てそのリクエストを受けるか受けないかの判断をできるようになりました。
事前に配達先が分かることで、配達先や配達時間が計算できるので、この仕様変更は配達パートナーにとってはかなり革命的です。
住所を正しく入力しないせいでデメリットが?
ここで問題なのが、リクエストのときに表示される住所は、ユーザーがUber Eats 注文アプリで入力した住所がそのまま表示されること。
下記記事で紹介していますが、住所入力で大事なのは住所入力欄の1行目。
リクエスト時にもこの1行目の情報がそのまま表示されます。
リクエストを受ければ1行目以外に入力した情報も確認できるので、最終的に届けられないわけではありませんが、リクエスト時点では1行目の情報しか確認できません。
配達パートナーは効率的な配達をしたい
配達パートナーは、同じ時間で多く稼ぎたいので、できるだけ効率的な配達を行いたいものです。
だから、せっかくの仕様変更で事前に配達先が分かるようになったのに、どこに行くのか分からない配達先、悪くいえば「どこまで飛ばされるか分からない」配達はどちらかといえば受けたくない。
大都市部ならともかく、郊外では配達先が住宅街だったりすると次のリクエストをなかなか受けられないので効率が悪くなります。
だからそういうリクエストは「拒否」する可能性が高まります。
リクエストを受ける前に拒否しても配達パートナーに特別にペナルティがあるわけではありません。
だから配達パートナーは自分にとって都合が悪いリクエストは積極的に拒否します。
拒否されたら別の配達パートナーにリクエストが届きますが、同様に次々と拒否される可能性もあります。
そうすると、もし実際の配達先がレストランから近かったとしても、注文してから配達パートナーが確定するまでに時間がかかってしまい、すると当然配達完了までの時間もかかってしまいます。
本来ならすぐに届けてくれる場所なのに、住所を正しく入力していないばかりに余計な時間がかかるのはもったいないですね。
正確な住所を入力してWin-Winの関係を
ちなみに、上のスクショのようにリクエスト時には配達時間と距離の目安も表示されます。
だから住所が表示されなくても大体の距離が分かるじゃないかと思うかもしれませんが、その予想時間は住所から算出されるので、そもそも住所がきちんと入力されていないと正しい時間が表示されません。
個人情報が心配かもしれませんが、そもそもUber Eats に限らずフードデリバリーサービスは最終的には自宅や職場の正確な住所が分からなければ配達が完了できません。
ここは割り切って正確な住所を1行目に入力しておくとWin-Winの関係になれます。
なお、配達パートナーは近隣のマンション名をけっこう覚えている(やっているうちに覚える)ものなので、できれば1行目にマンション名まで入力しておくと喜ばれると思います。